離島巡り
今日から私は石垣島へ。
東京は雪マークのお天気だけど、石垣はもう軽く20度を超える。
向こうもあんまり天気がよろしくないようだけど。
船の欠航にだけ気をつけて、(行ったはいいが、帰り、行った先の島から戻れなくなることだけは避けたい)てくてく船で離島巡りをしよう。
ベルリンから陸路で旅をするときは、ゆりねを連れていけたけど、日本ではなかなかそれができない。
それもあって、車での移動が選択肢に入れば、これからはゆりねも連れて旅ができる。
今回は、お父さん(ペンギン)とお留守番だ。
歳を重ねるというのは、経験を積んで賢くなることであり、怖いことが増えることでもあるんだなぁ、ということを、ゆりねの成長を見ていると、よく感じるようになった。
子どもの頃のゆりねは、怖いもの知らずだったけど。
いくつかの「恐怖」を経験するうちに、そのことを怖いと認識するようになる。
今、ゆりねの平和を脅かすのは、雷、私のくしゃみ、そして私の不在。
母子家庭になって、私とべったりの時間が長くなったので、私と離れることに敏感になった。
ちょっとそこまで出かけるのか、何日も長期で出かけるのか、その違いがはっきりとわかるようで、長期でいなくなる時は、ゆりねもソワソワして落ち着かなくなる。
だから、最近はスーツケースに荷造りする時も、ゆりねの目を盗んでこっそりやるようになった。
いつ戻る、とか、そういうのがわからないから、どうしても不安になるのだろう。
私も、ゆりねと離れる時は胸が痛くなる。
昨日、ゆりねは久しぶりに散髪し、スッキリした。
丸々太った子羊から、今度は山羊になった感じ。
自分でトリミングをする時もそうだけど、いつも、この刈った毛を何かに再利用できないだろうかと思う。
ラトビアには、犬の毛で手袋を編んでくれる人がいて、ゆりねの毛で手袋を編んだらあったかいだろうなぁ、なんて思ったりもするけれど、ゆりねが死んでしまったら、その手袋を抱きしめておいおい泣く自分が容易に想像できるので、そしてそれはあまりに悲しいシーンなので、昨日も、えいやーっとゴミ箱に捨ててしまった。
そのことも、いつか後悔するのかもしれないけれど。
とっておく、と捨てる、両方の選択はできない。
この間能登に行ってきたのは、テレビの「旅番組」の取材だった。
受けようかどうしようか迷っていた時、チラッとペンギンに相談したら、「お風呂に入るシーンとかないんでしょ?」と聞かれ、まぁ、確かにそうだな、と思って受けることにしたのだった。
今月31日(木)、夜11時から、BS TBSで放送される。
番組名は、「口福紀行」で、他に出演するのは、角田光代さんだ。
一軒のレストランを目指して旅をして、その旅をエッセイにまとめ、そのエッセイを余貴美子さんがナレーションしてくださる。
夜遅い放送なので、私もオンエアは見ないけど、録画して見ようとは思っている。
前回「てがみ」で右脳と左脳のことを書いたら、ちょうど読んでいた本にすごく面白い記述を見つけた。
なんと、右脳を使うのに、車の運転がすごくいいというのだ。
逆か?
とにかく、車の運転には、右脳を使う、ということ。
車を運転する時は、一つのことだけに気を取られるのではなく、同時進行で、いろんな要素を瞬時に「絵」として把握し、進んでいく。その時は、左脳より右脳を多く使っているというのだ。
へぇ、なるほど〜 と思った。
もうすぐ、車の免許を取ってから一年になる。
右脳を使うトレーニングになるなら、ハンドルを握るのがより楽しくなるというものだ。
石垣島に行くの、何度目だろう? 本島より、ずっと多く行っている。
春先の南の島って、本当に好きだ。
明日の朝は、海で泳ごう。