母に癌が見つかり、数年ぶりに電話で話した時、母はわたしに、「死ぬのが怖い」と言っ…
前作、『ツバキ文具店』を刊行してから、本当にたくさんのお手紙をいただいた。 これ…
白泉社の森下訓子さんから連絡をいただき、吉祥寺のカフェでお会いしたのは、三年前の…
君和田さんとはじめてお会いした日のことは、今でも鮮明に覚えている。 以前わたしが…
私が物心ついて最初に味わったのは、理不尽さだった。 どうして自分はこの家に生まれ…
ずっと、一羽の鳥を巡る物語を書きたいと思っていました。 私も幼い頃、家でセキセイ…
はじめての短編集です。 『旅』に連載した六編に、書き下ろし一編を加え、合計七つの…
生きることは辛いこともあるけれど、それでも生まれてよかったと思えるような物語を書…
この作品は、私にとって、とても意味のある一冊のような気がします。 『食堂かたつむ…
前作『食堂かたつむり』の刊行から、ほぼ一年が経ちました。 思いがけず、本当に多く…
本、特に物語を読むことは、その作者と、旅をするようなものだと思います。 ピクニッ…