夏みかんの使い方

無農薬の、いい夏みかんをいただいた。
さて、どうしようか?
夏みかんって、実は酸っぱくてそのままでは食べられないし、ジャムにするのも結構な手間暇がかかる。
しばらくは目だけで楽しんでいたのだが、ふと、パウンドケーキの生地に混ぜてみたらどうだろうと閃いた。
同じ要領で焼くりんごのケーキが美味しいから、もしかしたらりんごを夏みかんに変えてもうまくいくかもしれない。

結果は、大正解だった。
夏みかんの外側の皮をむき、更に薄皮もむく手間はかかるけれど、夏みかんのほろ苦さがいいアクセントになっている。
果肉だけでなく、皮をすり下ろして丸々一個分入れるのがミソかもしれない。
バターと砂糖と卵と粉だけのものすごくシンプルな材料で、しかもひとつのボウルで混ぜていくだけなので、簡単にできる。
とっても素朴なケーキだ。
イタリアの甘い朝ごはんに顔を出しそうなマンマの味だった。

夏みかんがまだまだあるので、せっせと焼いては、送り出す日々。
すっかり、料理脳ならぬお菓子脳が開眼してしまった。
パウンドケーキだけでなく、チーズケーキ、チョコレートケーキと、次々作って満足している。

家で作るお菓子は、簡単なのに尽きる。
私は、基本ボウルひとつだけで作れるレシピを選んで、それを何度か作り込みながら、自分流にアレンジしている。

それと、この季節になると必ず作るのが、柑橘のゼリーだ。
いろんな種類の柑橘を混ぜ合わせて、ゼリー寄せにする。
昨日は、近所の無人販売所に置いてあった、文旦とポンカンと、あともう一種類、名前を忘れてしまった蜜柑を使って、ゼリーにした。
多少酸っぱくても、味を調節できるのがいい。

柑橘をひとつひとつ房に分け、更に薄皮も剥くのは骨の折れる作業だけれど、一度そのモードに入ってしまうと逆にやめられなくなって、どんどん皮を剥いてしまう。
結果、とても具沢山のふるふるゼリーになる。

これを食べると、春が近いのを実感する。