一陽来復
冬至が過ぎ、今日からまた少しずつ陽が長くなる。
そんなことを実感させる、今日の夜明けの太陽だった。
連日、お風呂への行き帰りに富士山が見えて嬉しくなる。
昨日の湯船には、人の頭ほどもある大きな柚子が浮かんでいた。
ラトビアで田舎のクリスマスを体験したのは、ちょうど2年前になる。
クリスマスも、もとは自然信仰に由来するものだという話を聞いて、目から鱗が落ちる思いだった。
確かに、クリスマスを、太陽の復活を歓迎する時間だと思うと、日本人の生活習慣にも違和感なく馴染んでくる。
冬至とクリスマスが近いのは、決して偶然ではない。
冬至が過ぎ、ほんの少し光の量が増えることを喜んでみんなでお祝いする、つまり一陽来復を寿ぐのがクリスマスだと、今の私は理解している。
ということで、どうぞ、楽しいクリスマスを!!!