スイカのサラダ
この夏は、キュウリばかり食べている。
正直なところ、これまでの人生で、キュウリをあまり評価してこなかった。
栄養ないし、脇役じゃないの、と、少しさげすんでいたかもしれない。
でも、何も料理をしたくない時、キュウリほど助かるものはない、ということに気づいた。
本当にありがたい。
冷蔵庫の野菜室にあるキュウリを出して、軽く洗い、パキンとふたつに折って、味噌をつけて食べれば、それだけで一品になる。
冷蔵庫の中で長らく停滞していた鳥味噌が、キュウリのおかげで、この夏、めでたく終了した。
今は、山椒味噌をつけて食べている。
キュウリさん、今まで邪険に扱ってごめんなさいね。
キュウリは、生で食べるだけでなく、軽く火を通しても美味だし、もちろん、糠床にはかなりの確率でスタンバイしている。
野菜を買いに行けば、決まってキュウリをカゴに入れる。
しかも、安い。
夏は、キュウリさえあれば、なんとかなる、ような気がした。
そして私はこの夏、足繁く酵素風呂に通い、自分自身が糠漬けになっている。
糠に埋もれるたび、あぁ、人間糠漬けだ、と思う。
熱いのだけど、終わった後滝のような汗をかき、ものすごくシャキッとする。
あの熱が、米糠による自然の発酵だけで発生するなんて、すごい神秘だ。
面白いのは、野菜の糠床と一緒で、いろんな人が入った方が、いい糠になるのだという。
これにはたまげた。
みんなで入って、せっせといい糠を作っているとは!
どうやら、ノラコヤで産声を上げた雛たちは、無事に巣立ったようだ。
ある日、そーっと2階へ上がったら、やけにしんとしている。
恐る恐る巣に近づいて中をのぞくと、もう、もぬけの殻になっていた。
卵が残されたままだったらどうしよう、などといろんな想像を巡らせたけど、それもなく、巣だけがきれいに残されている。
なんて美しい巣。
冬、山小屋にやって来る鳥たちにあげようと思って、ヤギ小屋の中でひまわりを育てたのだけど、どうやら失敗に終わったかもしれない。
途中までは順調で、ひまわりはスクスクと成長したのだが、その状態で、鳥たちが種を食べてしまい、あまり残らなかったのだ。
一時期、ヤギ小屋周辺に鳥が集まっていて、なんでかな、と不思議だったのだけど、ひまわりの種を啄んでいたのだ。
おいしく食べてくれたのなら、それでいい。
今日は、お昼、お客様をお招きする。
朝、ちょっと前に買っていた小玉スイカを切ったら、ちょうど良い食べ頃だった。
せっかくなので、スイカのサラダにしようと思う。
ということで本日のランチメニューは、
スイカのサラダ、ひじきのマリネ、なんちゃってラタトゥイユ、おすまし仕立ての色々お豆、桃の冷たいパスタ、ソーセージとツルムラサキのナムル
デザートは、最近できたパン屋さんの3種類のケーキを用意している。