ペンギンと暮らす

Alexandra

2019.11.07 Thu

今日は、Alexandra Streliski のコンサートに行く。
ここ最近、彼女の奏でるピアノの曲ばかり聴いている。

なんなんだろう、決してすっごくうまいわけでも、めちゃくちゃ音がいいわけでも、超絶技巧を披露するわけでもないのだけど、音のひとつぶひとつぶに魂が宿っていて、彼女でなければ奏でられない音、という気がする。
最高においしい果汁がつまった雫みたいに、ゆっくりと、光をまといながら、音が降ってくるイメージだ。

楽器は、自分ひとりだけでは、音を鳴らせない。
どんなに名器と言われている楽器だって、それを弾く人がいなければ音はならないし、誰が弾くかによっても、そこから生まれてくる音色は、全然違ってくる。

楽器と、奏でる人、ふたつの呼吸が合って初めて、美しい音楽が誕生する。
たぶん、人と人との付き合いも、そうなんだと思う。
お互いに、相手から美しい音色を引き出せたら、そんなに幸せなことはない。
わたしは、楽器であると同時に、演奏者でもあって、お互いがお互いの楽器を上手に鳴らせたら、そこからハーモニーが生まれて、世界を豊かに、幸せにできる。
そんな関係性が、理想的だと思う。

アレキサンドラと、ピアノみたいに。

https://www.alexandrastreliski.com/

彼女の映像も、ものすごくいいので、ぜひ見てください。
まさかベルリンでコンサートに行けるなんて、夢みたい。

追伸。
ベルリンで仲良くしている画家の佐伯洋江さんが、ロンドンのダイワギャラリーで個展を開催します。
それに合わせて、今月、わたしとのアーティストトークがあります。
お互いに影響を与えながら、切磋琢磨して、わたしは書き、ひろえちゃんは描いてきた。
アーティストトークのある日は、わたしたちを繋いでくれて、去年がんで亡くなったミユスタシアの命日でもある。
3人で、深夜までワインを飲みながら、死んだらどうなるとか、いろんな話をしてたっけ。

http://dajf.org.uk/exhibitions/cosmogenesis-by-hiroe-saeki/artist-talk-hiroe-saeki-in-conversation-with-ito-ogawa

すべてが、繋がっているんだなぁ。

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町はそろそろクリスマス!