石鹸工房
きっかけは、夕方通っていた銭湯が、緊急事態宣言でクローズしてしまったことだった。
思いのほか時間ができたので、石鹸でも作ってみよう、と思い立ったのだ。
ラッキーなことに、近所で手作り石鹸教室をしている方がいて、一通り石鹸の作り方を教えていただいた。
石鹸作りは、お菓子作りにとてもよく似ている。
材料をきっちりと測らないといけない点、材料の温度が重要な鍵を握る点、使う道具も、ボウルや泡立て器など共通する点が多い。
難関だった苛性ソーダの入手に関しては、石鹸教室の先生に教えていただき、無事、近所の薬局で手に入れることができた。
大変なのは、苛性ソーダと水と油を合わせてから、ひたすら混ぜることで、文字が書けるくらいの「トレース」と状態を目指すのだが、初めて自力で作った時、一時間経っても、まだ全然トレース状態にならず、流石に根をあげ、手動の泡立て器から、家にあったブレンダーに持ち替えた。
機械に頼って大正解だった。
手動の泡立て器でやってた時は、あんなに変化がなかったのに、電動のブレンダーを使ったら、ものの数十秒でトレース状態に達した。
一台、ブレンダーが余っていたから、ちょうどよかった。
夏用の石鹸には、爽やかになるようミントやティートゥリーの精油で香りづけしたりと、自分好みの石鹸が作れるのが嬉しい。
最近は、石鹸だけでなく、化粧水やリップクリームなんかも、手作りしている。
これがまた、なーんだ、と拍子抜けしてしまうほど簡単で、今まで高いお金を出してオーガニックのそういうものを買っていたのはなんだったんだ、と愕然とした。
キャンドルを灯して余ったミツロウも使えるし、飲み忘れたハーブティーとか、冷蔵庫で固くなっていたココナツオイルとか、結構、手作りコスメに応用できたりする。
ずっと使う機会がなかったローズのオイルも、塩と混ぜてスクラブにした。
工夫次第で、あれこれ作れるものじゃのぅ。
これでますます、お風呂時間が楽しくなった。
今日もこれから、石鹸を作る予定だ。
今日は、デトックス効果の高いひまし油を使って、シナモン味の石鹸を作ろうと思っている。
でもその前に、大豆田とわ子さんのドラマを見るのですよ!
最終回のひとつ前で初めて見たら面白すぎて、今、第一話から通して見ているところ。
最終回まで見てしまうのがもったいな気もするけど、早く見たくてウズウズしている自分もいる。
もしかして、わたしに監視カメラがついてるんじゃないの? ってくらい、思い当たる「あるある」がいっぱいで、完全に参った。
たまに、ズボっとハマってしまうドラマがある。
次は『コントが始まる』を見る予定。