初詣へ
昨日の夜、ムラムラとどこかへ行きたい気持ちが膨らんで、抑えられなくなった。
そういえば、まだきちんと初詣に行っていなかったことを思い出した。
元日に近所の氏神様へ行ったものの、長蛇の列に並ばなくてはいけなかったので、遠くから、こころの中だけで手を合わせてお参りを済ませていたのだ。
今は、旧暦のお正月。
ならば神社に初詣に行こうと思い立ち、今朝、家を出た。
昨夜の東北での地震の被害が気になりつつ、駅を目指す。
思い起こせば、こういうふらりとした外出、めっきり減っている。
不要不急かどうか線引きが難しいところだけれど、日曜日の朝なら人もそんなにいないだろうし、電車に乗っている時間も十分くらいだから、良しとしよう。
初めて行く神社だ。
特急でたった二駅だったけど、なんとなく遠足の気分を味わう。
見事に咲いた枝垂れ梅では、ヒヨドリたちが夢中で朝食タイム中だった。
爽やかな空気を体いっぱいに吸い込んで、朝の気配を満喫した。
道端に咲く水仙が、とても可愛い。
駅から続く参道には立派な欅の木がそびえ、歩いているだけで気分が良くなる。
本殿にてお参りを済ませた後は、人の形の紙に自分の名前を書いて息を吹きかけ、川に流す。
それだけでも、身についていた悪い気が流されていったようで、スッキリする。
家から近いし、気持ちのいい場所だし、これから、毎月一日、お参りに来るのもいいかもしれない。
帰りは、近所の無人販売所で元気な鶏さんの生みたて卵を買って帰ってきた。