おトイレ事情
昨日から、黒豆を預かっている。
今までに二回わが家に来たことはあっても、黒豆だけが単独で長くいるのは初めてのこと。
黒豆にとっては、犬生初のホームステイだ。
まだ生まれて数ヶ月の黒豆(オス)と、6歳を過ぎたゆりね(メス)の同居。
しかも黒豆は去勢をしていないので、少年真っ盛り。
わかっていたことではあるけれど、本当にエネルギーの全てが性欲に向かっている様子で、文字通りゆりねのお尻を追いかけ回している。
前回まではまだ、ゆりねの方が体が大きかったからいいけど、もう黒豆の方が体格がよく、しかも身体が強いので、さすがに好きにさせておくわけにもいかない。
同じ空間にいるとずっとこうなので、二匹は基本、別々の部屋に置いている。
性格も正反対で、本当に同じ犬なのだろうか、と疑いたくなるほど。
黒豆は、とにかくじっとしていない。
活動的で、しかもビビリもビビリの小心者だ。
散歩に行くと、人、自転車、車、みんなに向かって行こうとするから、怖くて仕方がない。
体力が有り余っているから、黒豆だけ1日2回お散歩に連れ出す。
黒豆を見ていたら、いかにゆりねが温和な性格かがよーくわかった。
このボーッとした性格に、随分わたしは助けられている。
そうそう、面白い発見をした。
黒豆はオスだけど、しゃがんでおしっこをする。
その方がありがたい。
片足を上げる癖がつくと、家でもいろんなところにマーキングをしかねない。
一方のゆりねは、メスなのだけど、散歩中は、なぜか片足を上げておしっこをする。
マーキング、なのかな?
人間の男の人も、最近は立ってではなく、座っておしっこをする人が増えているという。
わたしもそれに、大賛成だ。
男の人と同じトイレを使うと、汚れがすごく気になってしまう。
ドイツにいて感心したのは、トイレがとても清潔だということ。
汚したら自分できれいにする、という習慣が、子どもの頃から徹底されているのだと思う。
それから較べると、日本の男性は、トイレは誰かが綺麗にしてくれるもの、と勝手に思い込んでいるんじゃないだろうか。
子どもの頃は母親が、結婚してからは奥さんが、トイレ掃除をするものだと、それが当たり前になっているのではないかしら?
これには、本当にいい加減にしてほしい。
子どものうちから、トイレ掃除の習慣を身につけておくことは、生きてく上で、とっても大事だと思うんですけど。
ゆりねも黒豆も、トイレシートでする方が慣れているらしく、お散歩の時はあんまりしない。
それにしても黒豆は、クマに似ている。
歯もめちゃくちゃ鋭くて、ちょっと怖い。