ペンギンと暮らす

ジェントルマン王国

2019.11.28 Thu

昨日の夕方、ロンドンから戻った。
ロンドンは、ほぼ20年ぶり。
ちょうどミレニアムで1999年から2000年に変わる瞬間をロンドンで過ごしたのだけど、正直なところ、ロンドンにはあまりいい印象がなかった。
それで20年間、ロンドンには行っていなかった。

ところがどっこい、あまりに素敵な街で驚いた。
ベルリンは「町」という気がするけれど、ロンドンは「街」だ。
都会的で洗練されていて、伝統のある素晴らしいものがたっくさんある。
なぜもっとこの街に早くから来ていなかったのか、悔やまれる。
わたしは断然、パリよりも好きだなぁ。
まぁ、今回は泊めていただいた場所も場所だし、本当に厳選されたいい部分しか見ていない、というのはあるけれど、それにしても道を歩くロンドンっ子たちが皆さん朗らかで、幸せそうだった。
特に、ジェントルマンの佇まいは見事で、わたしは暇さえあればキョロキョロして、英国紳士を観察していた。

週明け、カフェに行ったら、How was weekend? と聞かれて、びっくりした。
お店の人の態度やサービスがベルリンとは全然違う! という話はよく聞いていたけれど、確かにそんなことベルリンのカフェで聞かれたことは一度もない。
みなさん話し上手で、ユーモアにあふれている、というのもよく聞くこと。
あと、女の人がスーツケースを持って階段を上り下りしようとすると、すぐに男性が助けてくれる、というのもドイツからすると驚きの振る舞いだ。
わたしも、帰りの飛行機でスーツケースを荷棚に上げようとしたら、すぐにジェントルマンが助けてくれた。

ジェントルマン、最高!
しかも、めちゃくちゃお洒落さんだし。
見ていて、全然飽きなかった。

大英博物館、テートモダン、ロイヤルアカデミー。
芸術を楽しむのも事欠かないし、しかも多くの美術館や博物館が無料で解放されていることにも、感動した。
世界中から選りすぐりの品々が集まっている印象だった。

ひろえちゃんとのアーティストトークも満席(130人!)で、とても有意義な時間だった。
あがり症のひろえちゃんは、がんばって英語で自分の作品のプレゼンテーションを行い、たくさんの人に自分の作品について知ってもらうことの喜びを味わっていた。
きっと、今後のアーティスト人生において、大きな一歩になるに違いない。

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この写真は、ひろえちゃんの金を使った作品に影響を与えたという、この暖炉に装飾されているふたりの天使を真似て、わたしとひろえちゃんでポーズを撮ったもの。
ひろえちゃんは、展示する場所からインスピレーションを受けて作品にするらしく、今回も、この暖炉の上に飾ることを想定して、それに合った絵を仕上げたという。
最近よくいろんな人から、雰囲気や顔や声が似ていると言われる。
やっぱりどこかの前世で、姉妹だったことがあるのかもしれない。

そしてこの会の終了後は、ご褒美に、リフォームクラブへ連れて行っていただいた。
ここは、歴史と伝統のある会員制のクラブで、当初は改革派の人たちがこの建物に集っていたという。
もう、目から鱗の空間だった。
そこで、シャンパンを飲んで、ディナーをいただき、最後はお茶。
こういう場所がロンドンにはまだまだあるというから、恐るべし!

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今回の旅行で買った帽子と傘は、一生の宝物だ。
イギリスの超一流の世界に触れられたことは、本当に貴重な経験だった。

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