ペンギンと暮らす

冬のみずうみ

2019.11.12 Tue

ずっと雨が続いて買い物も行けなかったほどだったのだが、日曜日はその鬱憤を晴らすような冬晴れのお天気だった。
そうだ、湖に行こう! と思い立ち、ゆりねを連れてお出かけする。
日本にいて、恋しくなったのが湖だった。
こんなふうに、サクッと湖に行けるのが、いい。

気持ちよかった!
湖畔の木々はすっかり紅葉して、水面には美しい世界が広がっている。
ゆりねはいつになく大はしゃぎで、リードを外したら、ほとんどずっと走り回っていた。
水が綺麗だなぁ。
夏の、みんなが湖水浴をしていた湖もよかったけど、わたしはやっぱり、冬の、ひっそりとした湖が好き。

白鳥もいた。
ゆりねも一緒にしっぽをふりふり近づいたら、思いっきり威嚇されて逃げていた。
白鳥の方が何倍も大きくて、迫力がある。
湖には、白鳥がつきものだなぁ。
鴨にネギ、くらい相性がいい。

湖を見渡せる丸太に座って、少しだけ読書した。
『ある小さなスズメの記録』。
以前単行本で読んだのだけど、ベルリンには文庫があるので、それをポケットにしのばせて行ったのだ。
ゆっくりゆっくり、太陽が沈むのを感じながら、読書した。
目の前に広がる光が綺麗すぎて、なんだか脳みそがとろけそうだった。

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陽が沈み、今、外の気温は4度。
冬時間に戻ったので、朝は7時半くらいになってようやく空が白み始め、夕方は4時半になるともう薄暗くなる。
これから冬至に向けて、ますます陽が出る時間は短くなっていく。
でも、だからこそお日様に感謝できる。
本当に、空から光がこぼれるたび、ありがとう! と叫びたくなる。

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日曜日の朝、部屋の壁に こんな美しい影ができていた。
幸せ。
いつまでも同じ姿でいてほしいのに、刻々と形が変化するのがまた、切ない。