ペンギンと暮らす

夏の遠足

2019.08.04 Sun

なんだかなぁ、と、やっぱりそうなってしまったか、という感情が入り乱れ、釈然としない「表現の不自由展・その後」開催の中止。
これが今の日本の現実なのだと、突きつけられた思いだ。
こんなことが許され、当たり前になってしまったら、、、 想像するだけで気持ちが塞ぐ。
好き、嫌い、気持ちいい、気持ち悪い、どうでもいい、わからない。
芸術作品に触れ、自分がそれに対してどう感じるのか、それを知ることこそ意味があるのに、考えることそのものをやめてしまったら、のちのち、どんな事態が待ち受けているのだろう。
一度失ったものを再び手に入れることは、本当に大変なことなのに。
悲しいけれど、表現の自由とか、基本的な人権とか、そういうとてもとても大切なものが、今の日本では垂れ流し状態になっている。

私は明日から、チロルへ行ってくる。
南ドイツと北イタリアの間に広がっているのが、オーストリアのチロル地方だ。
長い間、ずっと行ってみたいと思っていた憧れの地にようやく行ける。
ペンギンとゆりねは仲良くお留守番だ。

さっき、去年亡くなった友人から譲り受けたリュックを使おうと思って出してきたら、中から彼女が書いたメモとか飴とかボールペンが出てきた。
くちゃくちゃのメモには、「炭、洗剤、だいず、米、こむぎこ」と書いてある。
自然が大好きな子だった。
旅行に行く時は、とりあえずお米を持っていく、と話してたっけ。

リュックには、彼女の人生が詰まっている。
一年前は、まだ生きていたんだなぁ、とぼんやり思った。
人生って、はかない。