ペンギンと暮らす

ホワイトアスパラガスのおいしい食べ方

2019.06.05 Wed

最近よく、週末になると女子会を開いている。
たいていは土曜日の夜にお客様をお呼びするので、その日は朝から買い出しに行って、一日、料理を作って楽しんでいる。
そんなに手の込んだ料理を作るわけではないけれど、だんだんこっちの食材に慣れて、わりと自由に料理を作れるようになったことが嬉しいのだ。

マルクトで見つけたのは、切り落としのホワイトアスパラガスだった。
店頭で売られているのは、ほとんどがまっすぐなままのアスパラガス。
けれど当然、途中で折れてしまうのもあるわけで、その八百屋のおばさんは、そういうのを集めて、安く売り出していたのだ。

その日はホワイトアスパラガスのスープを作る予定だったので、どうせ形がわからなくなるし、折れていても全然構わない。
渡りに船とはまさにこれだ! と思い、切り落としの方のホワイトアスパラガスを大人買いした。
確かに、こっちの方がずーっとお得である。

家に戻って、ひたすらひたすら皮を剥き、その皮を茹でた汁で、ホワイトアスパラガスを茹でる。
けれど、スープにするには、幾分量が多かった。
それで、ふとひらめいて、今まで一度もやったことはないけれど、残りをお浸しにすることにした。

お客様の時は、昆布と鰹節から引いた出汁を用意しておくのだが、この出汁を塩などで味を整え、そこに茹でたホワイトアスパラガスをひたして冷蔵庫で寝かせておく。
ホワイトアスパラガスは繊維が強いので、たっぷりと長めに茹で、柔らかめの方がいい。
そして、必ず一度冷蔵庫で冷やすこと。
箸休めのつもりでちょこっと出したホワイトアスパラガスのお浸しが、結果的にはその日一番の好評を博した。

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ホワイトアスパラガスの繊維の間に、じんわりとお出汁が染み渡り、ホワイトアスパラガス本来の甘みと毅然とした和風出汁の香りが合わさって、えもいわれぬご馳走になっている。
ブラボー、と叫びたくなる美味しさだった。

他にも、生の杏を使ったマリネや、牛タケノコ、ホタテと海藻のタイ風ソテーなど。

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女子4人でワイン片手にわいわいやっていたら、気がつくと12時半を過ぎていた。

デザートは、お土産にもらった野菜のケーキで、見た目も美しく味も繊細でびっくりした。
こんなケーキがベルリンでも食べられるようになったとは!

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ケーキといえば、わたしが最近はまってよく作っているのは、スポンジケーキだ。
もう20年くらいも前にトライして大失敗し、スポンジケーキは難しい、と思い込んでいたのだけど、作ってみたら意外と簡単だった。
しかも、だいたいいつも家にある材料だけで作れるから、思い立ったら即焼けるのがいい。

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この生地を、四角い正方形の天板に流し込んで焼き、それにクリームを巻けばロールケーキができるのだけど、まだいい具合の天板が見つからなくて、ロールケーキはお預けになっている。
ドイツにロールケーキがないから、ロールケーキを作る道具も、存在しないのかもしれない。
天板は、気長に探そうと思っている。

それにしても、暑いのだ。
ついこの間まで暖房をつけていたというのに、いきなり猛暑日になった。
一昨日は35度。昨日も今日も、気温は30度を超えて、外に出ると熱風が吹いている。
季節は、苺から生の杏へ移行したと思っていたら、もうスイカだ。
今週は、スイカを持って歩く人をたくさん見かける。
わたしはもう少し、生の杏の季節を楽しみたいんだけどなぁ。

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