ペンギンと暮らす

皆勤賞

2019.04.28 Sun

2月の第2週から、週2回通っていた夕方からの90分間のドイツ語コースが、今週、無事に終了した。
めでたく、皆勤賞だ。
これには、自分でも、よくやったなぁと思う。
スタート時は16人くらいいた生徒が、最終日にはたったの3人に減っていた。
コロンビア出身のフレデリコと、ポーランド出身のピヨートル。
最後はほぼプライベートレッスンのようになって、良かったけど。
私の他にもうひとりいた日本人の女性は、最初の3回くらい出席しただけで、もう来なくなった。
いろいろ事情はあると思うけれど、せっかく授業料を払ったのに、途中で来なくなるなんてもったいないなぁ、と思う。
まぁ、話を聞くと、たいていのドイツ語コースは、人数が激減していくらしいのだが。

皆勤賞のご褒美に、今シーズン初のイチゴを食べる。
春だなぁ。
イチゴに、ヨーグルトと蜂蜜をかけ、思う存分、春の味を堪能した。

春の味といえば、ホワイトアスパラガスの季節も到来だ。
初めてベルリンを訪れた時が、ちょうどホワイトアスパラガスの最盛期で、シュニッツェルの付け合わせに、山盛りのホワイトアスパラガスがついてきた。
あれからもう11年だ。
ホワイトアスパラガスが、年々好きになる。

昨日、マルクトで週末用のホワイトアスパラガスを買ったら、お店の人がちょっと不可思議な表情を浮かべていた。
おそらく、私が買った「5本」という数に、納得がいかなかったのだと思う。
そんなにちょっぴりでどうするの!?! という感じだった。
でも、むっちりしているホワイトアスパラガスは、5本でちょうどいい量だ。
うっかり外でホワイトアスパラガスを注文すると、どっさり盛られてくるので、それこそ食べきれない。

以前は、こっちの人の茹で加減が、あまり好きになれなかった。
とにかく、ふにゃふにゃになるまで熱を加えるのだ。
でも最近は、固すぎるよりは、しっかり熱が加えてある方がいいかも、と思うようになった。
きちんと火が通っていないアスパラガスは、妙に青臭くていただけない。
それよりは、しっかりと火が入っていた方が、甘みが引き出されておいしく感じる。
アスパラガスは卵との相性がとてもいいので、私はもっぱら、ポーチドエッグを添えて食べている。

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だけど、私がもっとも好きなのは、ハムとのマリアージュだ。
薄ーく薄ーく切ってもらったハムを、あつあつのホワイトアスパラガスに巻いて食べる。
これはもう、私にとっての勝負アスパラガスなので、いざという時のためにとってある。

今日は、最初のドイツ語コースで一緒だったステファニーと、ギャラリー巡りへ。
アメリカ出身のステファニーは、自然と融合するような美しい作品を生み出すアーティストだ。
彼女が連れて行ってくれたGropius Bau での展示がとても良かった。

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現代アートは、たまにわからなすぎてイライラしてしまうのだけど、今回の展示はどれもまず美しさが先に立っていて、見ていてとてもリラックできた。
そして、この建物自体がとても魅力的で力があり、こういう場所に展示される作品も、アーティストも幸せだろうと思った。
途中、ステファニーが何度も、私もこういう場所で作品を展示したいと悔しがっていた。
私は、いつかそういう日が来ると信じている。

ステファニーとの会話は、ドイツ語だ。
以前は2、3歳くらいだったのが、今日は5歳くらいだね、と言って笑いあった。
そんなにすぐには上達しないけれど、まぁ確かに、2年前のあの頃から比べれば、お互い、成長しているのだろう。

ステファニーと別れてから、家に帰ってマッシュルームのスープを作った。
作っている間、以前焼いたキッシュを冷凍庫から出して、オーブンで温める。
晩ご飯の支度をしながら、アーサーさんのピアノの演奏を聞く。

なんだか、春という季節が愛おしくて愛おしくてたまらない。
よく考えると、これまで春は、私にとって鬼門だった。
花粉症で苦しんだり、結構、体調を崩しやすくて春にはあんまりいい思い出がなかったのだ。
2年前の春は、ベルリンに来たばかりで、原因不明の咳と洟に悲鳴をあげていたし、去年も、どんな春を過ごしたのか、あまり記憶がない。
でも今年の春は、幸せに満たされている。
花が咲くのを見て喜び、鳥の声にうっとりして、春はなんて美しいのだろう、とため息の連続だ。
春を、こんなふうに満喫している自分自身に、驚いている。

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これは、美術館の窓から見えた風景。