ペンギンと暮らす

春ですもの。

2019.03.30 Sat

春、春、春、春。
見渡す限り、春だ。
葉っぱの赤ちゃんが、あっちでもこっちでも、かわいい産声を上げている。
新緑って、なんて綺麗なんだろう。
東京の冬しか知らなかったら、こんなふうに春を待ちわびる気持ちも知らなかったんだなぁと思うと、感慨深い。

先日、ふらりと入った本屋さんで、本を買った。
初めての、ドイツ語の本だ。
表紙を見た瞬間、思わず家に連れて帰りたくなった。
世界にある80の木を、一本ずつ取り上げた本で、装丁も、中の挿絵もうっとりしてしまう美しさだ。
ドイツには、こういう、自然を扱った美しい佇まいの本が多い気がする。

ちゃんと読めるか自信がないけど、自分で気に入って買った本だったら、辞書を引き引き読むのも、苦にならない。
まずは、一日ひとつの木について、読んでみようと思っている。

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今日は、快晴の土曜日だ。
みんなもう昨日から、ワクワクしている。
朝は、豆ごはんを炊いた。
昨日、マルクトに行ったらおいしそうなエンドウ豆があって、思わず買ってしまったのだった。
春といえば、豆ごはん。

週末なので、ちょっと贅沢して魚も焼いた。
先週、魚屋さんから買ってきたサーモンを、酒粕味噌に漬けておいたのだ。
ここのサーモンが新鮮で、やめられなくなってしまったのだが、毎週買いに行くのも大変なので、まとめて買ってきて酒粕と味噌を合わせた漬け床に寝かせておいた。
こっちでは魚焼きグリルなんてないから、それに小麦粉をまぶしでフライパンで焼いている。
お味噌汁は、かき玉汁。
すべて、大好きなものばかりのメニューだ。

私は混ぜご飯を作る時、たいてい、炊きたてのご飯にさらっと胡麻油を回しかけるのだけど(もうすると、時間がたってもご飯粒がふっくらしている)、ペンギンはこれがあまり好きではないので、ペンギンがいる時は控えている。
だから今日は、遠慮なく胡麻油を垂らした。
そして、塩で味付けする。

美味しかったなぁ。
なんてステキな朝ごはんなんだろう。
残った豆ごはんは、おにぎりにして夜のお楽しみ。
サーモンも、一回で食べるのはもったいないので、少し残して、おにぎりに混ぜてある。

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だけど、お魚臭いのだけは、どうにもならない。
古いアパートで換気扇もないから、一回魚を焼くと、二、三日、お魚の臭いが残ってしまう。
さそかし、魚臭い家だと思われているかもしれない。
近所迷惑になっていないか、それだけが心配だ。

今日はこれから、女子会なのだ。
お天気がいいので、今年初、麻のワンピースに袖を通した。
カフェでお茶することになっているけど、新緑を見ながらワインを飲んでしまうかもしれない。
だって、春ですもの。
冬を耐えたご褒美に、少しくらい自分を甘やかしてもいいんじゃないでしょうか。

今日は、今まで滞っていたものが、一気に前に進んだ。
出せないまま停滞していたメールのお返事を書いたり、面倒だと思って棚上げしていた事務仕事を片付けたり。
体の中だけでなく、身の回りもデトックスしなくちゃ。
いらないものは潔く手放して、身軽になって春を謳歌しよう。
ドイツは明日から、夏時間だ。