ペンギンと暮らす

若者たちよ!

2019.03.16 Sat

ペンギンが日本に戻ったので、再びゆりねとふたり暮らしになった。
ベルリンは一度暖かくなったのに、また冬に逆戻りで、しかも雨が降るので気が重くなる。
でも、木々は着実に芽吹きの態勢に入っており、今か今かと待ち構えている模様だ。
きっと、一斉に春が訪れるのだろう。

ペンギンが帰国直前ドライカレーをたくさん作っていってくれたので、連日、ペンギンカレーを食べて過ごしている。
昨日は、パンにつけてカレーパンにしてみた。
パスタソースみたいにお蕎麦に絡めてもおいしいし、出汁で伸ばしてカレーうどんにしてもいい。
もちろん、白いご飯にかけても。
小分けにして冷凍してあるから、何かと助かるのだ。
しかも今回は、引き算でカレーを作ってくれたので、まだ私好みに味を整える余白が残してある。

今日は午後、いつもの整体に行ってきた。
ここは本当に私のオアシス。
そして中央駅に向かう途中、数多くの若者たちと遭遇する。
皆、手書きのプラカードを持っている。
どうやら、地球環境保護に関するデモがあり、それに参加した子たちのようだ。

調べると、このデモは今、世界的に広がっているとのこと。
もともとは、スウェーデンの15歳の生徒、グレタ・トゥーンベリさんが、たったひとりで始めた抗議行動で、彼女は毎週、国会前で座り込みをし、政治家に地球温暖化に対する早急な対策を訴えた。

「温暖化の事実はすでに明らかなのに、政治家は科学者の言うことに耳を傾けない。そんな学校で何を学べるの?」というのが彼女の主張で、それに賛同する若者たちが次第に増えて、オーストラリアでは1万5千人もの中高生が、学校の授業をボイコットしてデモに参加した。
ひとりの行動が、本当に今、世界中に波及している。
ドイツでも、3万人の若者たちが参加したという。

ベルリンにいると、デモを頻繁に目撃する。
つい先日は、原発反対のデモも行われた。
近々、ベルリンの家賃高騰を訴える大規模なデモもあると聞く。
声を上げて自分の意見を表明しなければ相手に伝わらないし、その姿を見て、声を聞いて、政治家はこれからの方向を模索する。
民意があっての政治、というのは当たり前のことなんですけどねぇ。
この若者たちの訴えを、世界の政治家はどう聞いて、どう行動に移すのだろう。

確かに、たった一年前の冬と較べても、この冬の方が暖かくなっている。
暖房費がかからない、なんて喜んでいる場合ではない。
本当に深刻な状況にあるのだ。
経済ばっかり優先していたら、地球を食べ尽くして、結局自分たちの首を締めるだけなのに。
100年、200年先の未来を想像して行動している政治家が、どれだけいるのだろう。
そして、そのツケを被るのは、若者たちなのだということを、肝に銘じてほしい。

がんばれ、若者たちよ!