ペンギンと暮らす

キムチ様様

2019.01.25 Fri

この冬一番の寒さが来たー、なんて喜んでいる場合ではなかった。
昨日のお昼前から、ハイツングが効かなくなった。
ハイツングはドイツ語で暖房のことを意味し、要するにセントラルヒーティングが全く機能しなくなってしまったのだ。
折しも、最高気温がマイナス2度、最低気温がマイナス7度とか、そんな日に!
普段は、アパートの地下にあるボイラー室でお湯を沸かし、そのお湯がアパートの各部屋を巡るシステムになっている。
空気も汚れないし、ほんの低温でつけっぱなしにしておけるし、暖めたい時はすぐに部屋が暖まるし、本当に優れもののハイツングなのだけど、そっか、システムが機能しなくなることもあるんだなぁ。
お湯も出なければ、暖房も使えない。

まずはカイロを体に貼り付け、厚着をした。
唯一の暖房設備は、この冬、ペンギンが買った足元を暖めるシートで、それを一番狭い部屋に置いて、コタツみたいにして共有する。
まぁ、ほとんどの面積を独占していたのは、ゆりねだけど。
ゆりねも、このシートが大好きで、気がつくといつもその上で丸くなっている。

でも、何よりも助かったのは、キムチだった。
ちょうど、夜にキムチ鍋をしようと思って、材料を揃えていたのだ。
アジアショップからキムチを見つけて買って来ていたのは、ペンギン。
足元を暖めるシートといいキムチといい、最近の彼の行動は、なかなか冴えている。

キムチ鍋を食べだしたら、みるみる体が温かくなって、最後は、汗まで流れた。
普段なら、ハイツングを3くらいにしないと寒くていられないはずなのに、キムチのおかげで、暖房がなくてもポッカポカ。
いつもならバスタブにお湯を張ってクレイを溶かし、温泉もどきにして楽しむのだけど、お湯が出ないのでお風呂も無し。
体が冷えきれないうちに、お布団へ直行した。
日本から、湯たんぽを持ってきていて良かった!
ゆりたんぽと湯たんぽの相乗効果で、寝ている間は寒さを感じずに済んだ。

ただ、問題は今日で、夜の間にぐっと気温が下がったので、アパートは冷えたまま。
なるべく台所で豆を煮たりして、部屋を暖かくする。
そして、再びキムチの登場。
朝昼ごはんは、ペンギンが、昨日の鍋の残りを使って豚キムチ炒めを作ってくれた。
これでまた、体がポッカポカ。

午後は、サウナへ行ってきた。
ちょうどレディースデーで助かった。
灼熱と極寒を行ったり来たりして、たっぷりと汗を流す。

そして夕方、ハイツングの修理の人が来てくれたらしく、夜ご飯を食べて家に戻ったら、暖かくなっていた。
良かったー。
これが長引いたらどうしようかと思っていた。
私はさくっと、旅行でも行っちゃおうと思っていたのだけど、その必要もなくなった。

ふだん、水道からお湯が出ることなんて、当たり前だと思っていたけど、温かいお湯が、これほど有難いとは!
昨夜は、同じアパートに住む人たち全員が、寒い夜を過ごしたのだ。
みんな、ハイツングが復旧してホッとしている。
もしもこれが週末だったら、もっと長引いていただろうから、丸一日半で回復したことは、不幸中の幸いだったかもしれない。

それにしても、キムチ様様。
心からの感謝を申し上げます。