ペンギンと暮らす

鞍馬温泉へ

2018.11.03 Sat

京都で、半日だけフリーの日があったので、叡山電鉄に乗って、鞍馬へ行ってきた。
出町柳の駅前でお弁当を買い、電車の中で食べる。
牛肉弁当を買ったら、まるで母親が作ってくれたお弁当に瓜二つでびっくりした。

そういえば、生まれて初めて飛行機に乗ったのは、京都旅行が目的だった。
今でもぼんやり覚えている。
飛行機の中に、家から大事に持ってきた人形(キキとララのどっちか)を忘れてきて大泣きし、けれど帰りに無事再会できて嬉しかったこと。
あれから、あっという間の40年。
人生って、本当に早い。

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まずは鞍馬寺に参拝したのだけど、台風の爪痕が想像以上に生々しく残っていた。
貴船神社の方へ抜ける山道も、まだ通行止めで通れない。
再開の見通しは立っていないとのこと。
立派な大木がドミノのようになぎ倒されていて、自然の力には太刀打ちできないことを肌で感じた。

残念ながら山椒餅は売り切れだったけど、代わりに別のお餅を買い、それから鞍馬温泉へ。
露天風呂に浸かって、のんびりした。
山が近くにあるとホッとする。
温泉は、日本にいる醍醐味だなぁ。
当たり前だけど、普通に日本語で世間話ができることに、ありがたみを感じてしまう。
あと、水道水をそのまま飲めることにも。

日が暮れるまで、露天風呂から空を見ていた。
なんていう贅沢だろう。

今回の京都旅行は、前半は仕事、後半はプライベートだったけど、どっちも、人に会う旅だった。
そして、人に会ってお話をうかがうことで、京都の奥深さを実感した。
恐るべし、京都。
私はこの歳にして初めて、京都に「畏れ」を感じたような気がする。
手の込んだお弁当みたいに、京都の碁盤の目には、至るところにいろんな要素が詰まっている。

今日は、コトコト昆布を炊きながら、原稿書き。
やっと時差も取れて、夜、普通に眠れるようになってきた。

イベントのお知らせです。
来週の土曜日、新宿の伊勢丹で、イラストレーターの平澤まりこさんと一緒に、
『ミ・ト・ン』にまつわるお話会をすることになりました。

詳細は、以下をご覧ください。

小説『 ミ・ト・ン 』の世界
日時:11月10日 ①11:00~13:00
         ②15:00~17:00
定員:先着25名様 
参加費:2160円

※申し込み開始
11月2日金曜日 10:30~
TEL:03-3352-1111/伊勢丹代表
「北欧店のワークショップの予約」とお伝えください。

それから、もうすぐ私のエッセイ集が発売になります。
タイトルは、『針と糸』。
毎日新聞・日曜版での連載を一冊にまとめたものです。
ぜひ、読んでくださいね。