ペンギンと暮らす

日曜日の朝に

2018.09.02 Sun

そのギャラリーの前を通るたびに、きれいだなぁ、とため息をついていた。
まるで、シャボン玉を瞬時に固めたような作品。
シンプルで、美しい。
その虹色の表面に、世界を映し出す。

家にあったら素敵だろうなぁ、毎日、この子を見ることができたら、人生、豊かになるだろうなぁ、と逡巡すること、数ヶ月。
ようやく家に迎える決心がつき、買ってきた。
高価な宝石とか、ブランド物のバッグとかは琴線に触れないのだけど、こういうのには、惹かれてしまう。

玄関に入ってすぐの、机の上に置いた。
私にとってその場所は、ちょっとした神棚のような場所。

7818FC21-EF35-49A3-A3F9-28EEDDE8F682

とても薄いガラスでできている。
制作したのは、クリスチャン・メツナーさん。
もっと大きい子も、もっと小さい子もいたけれど、私にはこの大きさがベストだった。
ちょうど、私が両手を前に伸ばしたくらいの幅がある。
どうか、ペンギンが壊しませんように!

今朝は、早めにゆりねの散歩へ行った。
日曜日の朝は、いつになくしんとしている。
木々の葉っぱが、だいぶ色づいてきた。
朝晩は寒くて、今日は、薄い手袋が欲しいくらい。

私は、100%の青空より、今日みたいな、ちょっと寂しさが漂うような空の方が好きだから、実は、夏が終わってホッとしている。
涼しいので、久しぶりにゆりねも、長めのお散歩ができた。
こんなお天気だったら、いつまででも、どこまででも歩いて行けそうだ。
しばらく森もお休みしていたので、来週末は森に行こう。

テクテク歩いていたら、おじさんが郵便ポストを雑巾で磨いていた。
すごく熱心に、愛おしそうに拭くその姿が印象的でじっと見ていたら、おはよう!と挨拶された。
そっか、みんなが休んでいる日曜日の朝に、こうして働いてくれている人がいるんだな。
おじさんは全然義務的ではなく、とても心を込めてきれいにしていて、そういうのはきっと、道行く人たちに伝わるんだろうな、と思った。

今日はこれから、友人の家でバザーがあり、それのお手伝いに行く。
彼女が一生懸命働いてお金を稼ぎ、とても大切にして集めたものだから、なるべく無駄にせず、新たな持ち主さんに手渡したい。