ペンギンと暮らす

グリーンピースの秘密

2018.05.04 Fri

最近、ゆりねが全然言うことを聞かない。
母子家庭状態がすっかり板について、私と一対一の関係が定着し、対等な立場になっているのかも。
散歩に行こうとしてハーネスを持ってくると、必ず逃げる。
面白がって遊んでいるのだろうけど、それが毎回なのだ。
ぐるるるる、ぐるるるる、と唸って、おちょくるように走り回り、ごねてごねてごねまくる。
結局、つかまえられないからおやつを出すと、最初からそうすればいいんだよ、みたいな顔をしてちゃっかりおやつをもらい、その後は急に態度を変えて言うことを聞く。
どこかの国の将軍様みたいだな。
散歩から帰っても、脚を拭こうとするとまた逃げる。
さんざん逃げて、暴れまくって、そしてことっと寝てしまう。
それがいつものパターンだ。

この間、ちょっと先のカフェまでゆりねを連れてコーヒーを飲みに行ったら、近くでトルコマーケットが開かれていた。
近所に住んでいた時はよく行っていたけど、地下鉄に乗ってわざわざ行くことはなくなったので、久しぶりにのぞいてみる。
いつも思うけれど、トルコ人って平気で無茶なことをする。
この日も、こんなに山盛り、トマトを積み上げていた。

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明らかに積み上げすぎで、どんどん下に落ちているのだけど、その落ちているのを片っ端から拾っては、また山にのせている。
そして、また落ちるの繰り返し。
こういうこと、ドイツ人はやらないなぁ。
トマトは買わなかったけれど、グリーンピースを買った。
1袋だと1ユーロが、3袋で2ユーロだというので、反射的に3袋買ってしまう。

さぁ、どうしよう。
グリーンピースは好きだけれど、3袋分はかなりの量。

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一袋分が、この量。
その日は一袋分をベーコンとソテーにして食べたけど、やっぱりめちゃくちゃ多かった。
おなかの中が、豆だらけになってしまう。
でも私、さやから豆を取り出す作業が好きで、ついつい夢中で豆を取り出してしまうのだ。

グリーンピースをおいしいと思うようになったのは、大人になってからだ。
なんでだろう、と思って考えたら、私が子どもの頃食べていたのは、冷凍のグリーンピースだったんじゃないかしら、ということに気づいた。
よくある冷凍のグリーンピースは、好きになれない。
あの、べしょっとした食感が、どうにもこうにもいただけないのだ。
でも、観光地なんかにあるいわゆるドイツ料理のレストランに行くと、この手のグリーンピースが付け合わせとして山盛り出てくる。
子どもがグリーンピースを嫌いになるのは、きっと冷凍のを食べるからかもしれない。
最近になって、ようやくペンギンもグリーンピースご飯が好きになったという。

新鮮なグリーンピースを使ったソテーはおいしかったのだけど、さすがにもうこれ以上はいい、というくらい食べてしまったので、残りは豆ご飯と、茹でて、冷凍にしてみることにした。
そして、わかったことがひとつ。
いつも、自分でグリーンピースを茹でて料理すると、しわしわになっていた。
でも今回、グリーンピースを茹でてから冷凍にする方法を調べていたら、わかったのだ。
グリーンピースを茹でて、すぐにあげてしまうとやがてシワシワになるのだが、ちょうどよい硬さになったら火を止めて、そのまま冷ますとプリプリのままだという。
知らなかった。
でも、実際に火を止めてからそのまま置いておいたら、確かにプリプリだった。
私が求めていたのは、まさにこのグリーンピースだ。

今回、豆ご飯を作るにの、ご飯が炊きあがってから、この、別に茹でて冷ましておいたグリーンピースを混ぜるという方法でやってみた。
それが、大成功。
自分史上、もっとも完成度の高い豆ご飯になった。

冷凍した方も、ささっとチャーハンに入れたり、お味噌汁の具にしたりと、あればなにかと重宝する。
旬だからこそ、できる。
日本は今、山菜の季節かなぁ。
蕗のきんぴらとか、筍の木の芽和えとか、タラの芽の天ぷらとか、文字にしただけでよだれが出そうだ。