ペンギンと暮らす

春はちょっと

2018.04.25 Wed

なにも、ここまで太くしなくてもいいんじゃないのー、と言いたくなるくらい立派な白アスパラガスを買った。
太さ別にいくつか別れていたのだけど、白アスパラガスをください、とお願いしたら、八百屋のおじさんが有無を言わさず一番太いのが入っている箱の中から選んで袋に入れてくれたのだ。
今シーズン初の白アスパラガス。
外側の皮をピーラーで剥いたら、茹でて塩胡椒し、オリーブオイルをさっとかけたのに、私は薄切りのハムを載せて食べる。
これが私の、ご馳走だ。

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ほろ苦くて、ほんのり甘くて、白いのも緑のも細いのも太いのも、アスパラガスはなんでも好き。
ところで、この間友人が、白いアスパラガスと緑のアスパラガスでは、そもそも種類が違うらしいと言っていたのだけれど、本当だろうか。
私はてっきり、白いアスパラガスが土の表面に出て太陽を浴びることで、緑になるのとばかり思っていた。
それは、ウドかな?
と思って今調べたら、やっぱり白も緑も同じ種類で、生育方法の違いによって色が変わるらしい。
この時期、元気のいいアスパラガスを見ると、ついつい買ってしまう。
6月からまたペンギンが合流するけど、それまで白アスパラガスはまだあるかなぁ。
あったら、天ぷらをしたいけど。
アスパラガスって、繊維もたっぷりだし、あの苦味でもって冬の間にたまった体の毒をきれいにお掃除してくれそうな気がする。

春は、私にとってちょっと切ない季節だ。
どうしてなのかわからないけど、なんだか悲しいような、人恋しいような気持ちになる。
冬は頑張れるのだけど、春になると気が緩む。
毎年、この季節は花粉症で苦しんでいたからかしら?
春になって嬉しい反面、なんとなく、自分だけが取り残されているような、心もとない気分が拭えない。
今年はペンギンが、花粉症で思いっきり苦しんでいる。

この間も、ゆりねと散歩していて、ふらりと餡パンを買ってしまった。
この一年、一度も食べたいなんて思わなかったのに、店の近くを通ったら、どうしても買わずにはいられなくなった。
そこは、日本の人がやっているパン屋さんで、こちらのパン屋さんではまずないような、日本的なクリームパンや食パンが買える店だ。
ふわふわのパン生地は、日本のお家芸。
でもまさか、自分がそういうふわふわのパンを欲するなんて、意外だった。
しかも、家まで待ちきれずに、歩きながら餡パンにかじりついていた。
しみじみ、おいしかった。

一昨日は、短い時間だったけど、前の公園でお花見をした。
八重桜かなぁ。
ふーわふわと花びらが風に舞う中、ビールを飲む。

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一気に目の前の景色が変わって、その勢いに自分の心が追いつけないでいるのかもしれない。