ペンギンと暮らす

第2回手前味噌

2018.03.16 Fri

ビギナーズラックかもしれないけれど、一回目に仕込んだ味噌があまりにうまくできたので、人にあげたり、お味噌汁にしたり、野菜につけて食べたりしていたら、あっという間に半分なくなってしまった。
これは大変、と思い、先週末、第2回目となる味噌作りを行う。
今回は、ほぼ9割を麦麹にし、1割だけ米麹を混ぜてみた。
生の麹を使っていることもあり、私は大豆に対して、倍の麹を混ぜている。
これはかなり贅沢な作り方だけど、そうすると、甘口のお味噌になるのだ。

とても簡単なので、作り方、書いておきます。
材料は、大豆500g、生の麹1kg、塩200g。
これがおそらく、家庭で作る、ちょうどいい量。

⑴大豆は、丸2日くらいかけて冷蔵庫に入れて水で戻し、柔らかくまで茹でる。

⑵塩と麹を混ぜておく。

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⑶柔らかくなった大豆を、ブレンダーなどで攪拌する。

⑷ ⑵と⑶をよーく混ぜて、最後にスプーン一杯の味噌(自分がこうなってほしいと思う味噌)を加え、ハンバーグ状にまるめる。

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⑸ ⑷をジッパー付きの保存袋に入れ、なるべく空気に触れないように潰しながら密閉させる。(私は、1リットルの容量の保存袋を使用。)

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大豆の煮汁を混ぜて柔らかくする作り方もあるけれど、それだとカビの発生率が高くなるので、大豆だけを使っている。
あとは、上に重石となるもの(私は、ペットボトル数本)をのせ、静かに熟成が進むのを待つのみ。
途中で発酵しているかチェックし、ガスが出て保存袋が膨らんでいたら、ガスを抜いて更に発酵をうながす。

味噌は、こちらでもかなり浸透しつつある。
先日、近所にある大好きなベトナム料理店に行って料理本を開き、味噌のレシピを見ていたら、マダムが興味津々でやってきて、味噌の作り方を教えてほしいと懇願された。
その場でうまく伝えられなかったので、後日、簡単なドイツ語で味噌レシピを持って行ったら、とても喜んでくれた。
世界的にラーメンが流行っていて、そこから味噌という調味料を覚えた人も多いのかもしれない。
少し前は、ミソという名前の犬にも会ったし。
醤油はハードルが高いけど、味噌は気軽にできるので、ぜひチャレンジしてみてください!
お味噌の株が上がります。

今日は、石井光太さんの『遺体 震災・津波の果てに』を読み終えた。
なんとなく読むのを躊躇ってしまっていたのだけど、読んでよかった。
7年前の震災で失われた命に、全力で向き合った人々のドキュメンタリーだ。

瓦礫の中から見つかった遺体を、安置所に運んだ人。
安置所で、死亡の確認書を書いた医師。
遺体の口を開け、検歯の記録をとった歯科医。
棺の手配に奔走した葬儀社の人たち。
声を詰まらせながらお経をあげにきたお坊さん。
極限状態で火葬にあたった火葬場の人たち。
身元不明となったまま火葬された遺骨に、花やお菓子を手向ける近所の人々。

そこには、たくさんの愛がある。
自らも被災者であるにかかわらず、多くの亡骸を家族の元へ返すために、みんなが全身全霊で命を失った人たちのために働いた。
もしも自分があの場に居合わせ、ペンギンやゆりねが海に流されてしまったら、と想像すると、胸が押しつぶされそうになる。
けれど、そんな残酷なことが、本当に、そして多くの人々の身に起こったことを、決して忘れてはいけない。

もう7年なのか、まだ7年なのかわからなくなるけど、まだまだ全然終わっていないことに愕然としてしまう。
せめて残された人々が、少しでも、生きててよかったと思えるようであってほしい。
週末、ベルリンでも追悼イベントが行われるようなので、行ってみようと思っている。

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チューリップが、こんな姿になった。
確かに盛りは過ぎているのだろうけど、なんだかこれもこれで愛おしくて、美して、そのまま飾っている。
ベルリンに来て、チューリップが大好きになった。