ペンギンと暮らす

アインシュタインの言葉と

2018.01.30 Tue

〈静かで質素な生活は、絶え間ない不安にかられながら成功を追い求めるより、多くの喜びをもたらす〉

これは、アインシュタインの言葉。
1922年、東京の帝国ホテルに泊まっていた際、アインシュタインが、働いていたベルボーイにチップとして渡したものだという。
新聞に、記事が載っていた。
そして、そのベルボーイの妹は、その言葉が書かれた便箋を、金庫の中に大切に保管していたそうだ。
その後便箋は、横浜からドイツへと渡り、日本人の父とドイツ人の母を持つ男性によって、発見される。
男性は、投資会社に勤める35歳で、ハンブルクの自宅で引っ越し作業をしている時に、食器棚の引き出しに入っていた封筒を見つけたそうだ。
そして、中から出てきたのが、この言葉。
自分が持っていても劣化するだけだから、と男性は競売に出品した。
そして、1億6900万円(手数料込み)の値段で落札されたと書かれている。

なんていい言葉なんだろう。
でも、なんで売ってしまったのかな。せっかく、おばあちゃんが大切にしていたのに。
お金に困っていたなら、ともかくとして。
とも思った。

それにしても、百年近くも前の言葉だということが信じられない。
アインシュタインは、今を生きる私たちに語りかけている。

今日は、郵便受けに2通、手紙が入っていた。
ふたつとも日本からで、一通は仕事をご一緒してその後も関係が続いているカメラマンの友人から。
そしてもう一通は、大学時代の友人から。
去年、お話会をした時、ひょっこり来てくれたのだ。
その大学時代の友人からの手紙には、長田弘さんの詩を彼女自ら書き写してくれたものが2編、入っていた。
「食べもののなかには」と「ふろふきの食べかた」。
どっちの詩も、どんぴしゃで私の胸に飛び込んだ。
キッチンの壁に貼って、毎日読もう。

もうすぐ2月。
ベルリンにはまだ、本格的な冬が来ていないような気がするんだけど、もしや、このまま春に向かうのかな。
一番あったかいダウンコートが、いらなくなってきた。
でも私は、アパートの前の池が凍って、そこでスケートをするのを、ひそかに楽しみにしていたんだけどなぁ。
ちょっと、肩透かしをくらった気分だ。
梅、どっかにないかしら?