ペンギンと暮らす

柚子があれば

2018.01.01 Mon

ペンギンが五目なますの作り方を聞いてきた。
いやー、それは無理でしょ、と無下に言ってから、でもそうだよね、お正月はやっぱりアレが食べたくなるよね、と思い、いっちょやってみるかー、という気になって、昨日から急遽、五目なますを作っている。
といっても、三浦大根が手に入るわけでもないし、いつもの材料では作れない。なので、ベルリン版五目なますと割り切り、今回は乾物のごぼうと蓮根をベースに作ってみる。
あとは、人参があったので人参を千切りにし、椎茸の旨煮も切って、お揚げも最後の五枚を炊いて、軽く湯がいたごぼう、蓮根と合わせてみる。
郷に入っては郷に従え。
お酢も、ちょうど日本のを切らしていたので、バルサミコ酢を代用した。
今のところ、順調。
これに柚子があれば完璧なんだけどなー、と思いながら、冷蔵庫で寝かせ中だ。

本当は去年、母に最後、手作りのおせちくらい食べさせてあげたいな、と思って計画を練っていた。
けれど、病気が予想以上のスピードで進んでいて、年末はもう、そんな状況ではなくなっていた。
だから今年は、仏様に作るような気持ちで、作った。
明日起きたら、仏様にもお供えしよう。

それにしても、五目なますを作る時は、毎年、緊張する。
一年に一回きりだし、量が多いし、それなりにいい材料を使うので、失敗が許されない。
だから、石橋を叩いて渡るみたいに、慎重に味見を繰り返しながら、味を突き詰めていく。

ペンギンは、大晦日、ひとりですき焼きを堪能したらしい。
昼間、割り下ってどうやって作るの? と質問された。
簡単だよー、と言って、うちでいつも作っている割合を教える。
せっかくなので、みなさんにも。
日本酒、砂糖、醤油の割合が、3対1対1。
これを一度煮立てて、冷ませば割り下の完成です。
冷蔵庫に入れておけば、結構持ちますよ。

今日は、読者の方からいただいた読者カードなど読みながら、せっせと掃除。
実際にドイツの住宅に住んでみると、ドイツ人の掃除好きが、なんとなく理解できるようになった。
私が思うに、ドイツ人は、きれい好きなのではなく、掃除が好きなんじゃないだろうか。
きれい好きという点では、イタリア人の方がそれを強く感じるし、フランス人は、きれい好きでも掃除好きでもない。
ドイツ人は道具とか機械が大好きで、掃除道具も大好きだ。
クリスマスマーケットに店を出す、ブラシ専門店を見て思った。
そこに集うドイツ人(特に男性)の目が、らんらんと輝いていた。

確かに、ドイツの住宅は、掃除をしたくなる。
そして、掃除をすれば、その成果が如実にわかる。
ホーローのバスタブとか、白いタイルとか、なんか掃除心をくすぐるのだ。
でも、ドイツ人がきれいにするのはあくまで自分の家の中だけ、という気もする。
外に出ればタバコの吸い殻がそこら中に落ちているし、犬の落し物もいまだに拾わない人もいる。
街全体をきれいにしよう、という意識は、あまり感じない。
ベルリンだけかもしれないけど。

クリスマスの前日、手にじゃが芋の大きな袋をぶら下げていた人たちがたくさんいたけど、大晦日は、みなさん手に花火を持っている。
この時期だけ、お店で花火を買うことができる。
そして、どうやら大晦日は花火をあげて馬鹿騒ぎするのが恒例らしい。
特に私がいるアパートの前は公園で、そこは花火のメッカらしく・・・。

私はいいのだけど、ゆりねにとってはどうなのだろう。
ベルリンで犬を飼っている人たちは、この日、たいてい犬を連れて田舎へ避難するとか。
今もぼちぼち上がっていて、しかもアパートのベランダとかから無秩序に上げるので、本当に怖い。
自分に向けて花火を放たれたという人の話も聞いたことがある。
戦々恐々としている私。

そんなことを思っていたら、もう日本は12時を過ぎて、新年を迎えた。
あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします!

2018年の私も目標は、庭仕事を始めること、かな。
もう少し、地面に近い暮らしができたらいいな、と思っている。
ゆくゆくはそこで、柚子が収穫できたら万々歳だけど。
長い、長ーい道のりだ。

今夜は、残り半分のステーキを焼き、年越し蕎麦ならぬ、年越しパスタ。
最近気に入ってよく作っているのがひじき納豆パスタで、作り置きのひじきと納豆を絡めるだけ。

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パスタも、さやいんげんみたいな形をした、ちょっと変わったショートパスタがお気に入りで、今夜もそれを食べる。
ペンギンはいまだに、パスタといえばスパゲッティと思っているから、ショートパスタを出すと嫌な顔をする。
でも、一人分を作るなら、ショートパスタって、すごく便利だ。
大晦日だし、赤ワインくらい、飲んじゃおっかな。
でも明日も朝から仕事したいから、やめとっこか、悩み中。

おっと、今もどこかから花火が上がった。
大晦日はやっぱり、日本式の静かな夜がいい。
ゴーン、ゴーンと響く、除夜の鐘が懐かしい。

2018年が、平和で、笑顔のあふれる、素晴らしい年となりますように!

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