ペンギンと暮らす

金曜日は、

2017.05.07 Sun

今週は、月曜日は祝日で、火曜日は学校の始業式(?)、水曜日から本格的なドイツ語レッスンがスタートした。
授業はかなりみっしりで、朝8時半から始まって、午後1時まで。
その間、10時から30分間と、12時から15分間の休憩がある。
10時からの大きい休みの時は、ロビーに売店が出て、そこでパンとかフルーツとかヨーグルトを買って食べることができる。

学校が始まる前、自分で少し勉強をしたつもりだったけど、それは1日目で底をついてしまった。
2日目ですでに頭がフリーズしそうになる。
予習、復習をしないと、路頭に迷うこと間違いなし、だ。
難しい、と思うと自分で壁を作ってしまうので、ドイツ語は簡単だ、と自分に言い聞かせているのだけれど、実際のところ、目がくるくる回りそうになる。
第1週目ですでにこんなで、今後、どうなってしまうのだろう。
でも、やっぱり学校ならではの良さがあって、独学でやっている時は全く覚えられなかった数字も、いつの間にかすんなり頭に入った。
まぁ、ちょっとずつちょっとずつ、進んでいくしかない。

そんな訳で、金曜日の午後は解放感に満たされていた。
夕方、ゆりねを連れて散歩していて、そういえば金曜日は近所にマルクト(市場)が立つ日じゃなかったかな、と思って行ってみたら、やっぱりそうだった。
出ているお店の数もそんなに多くないし地味なので、これまでは違う広場のもっと大きいマルクトに行っていた。
けれど、こうして住民になってみると、こういう地元の人たちに愛されているマルクトが一番だな、と思う。

もう夕方だったし、とにかく解放されていたので、白のグラスワインを買って飲む。
でもって、お魚を焼いて出してくれる屋台があったので、そこでお魚を一匹注文する。
私が最後の一匹をゲットした。
お魚は、鯖みたいな青魚で、一匹丸ごと焼いてくれる。

あー、おいしい。
やっぱり魚はいいなぁ。
白ワインも、安くて、おいしい。
幸せだなぁ。
まだまだ寒い日が続いているけれど、もう寒いのにも飽きてきたから、外で食べるのが気持ちいいよねー。

なんて思いながら食べていたら、小さな女の子を肩車をした男性が近づいてきて、「ひとつ、質問があります」とドイツ語で話しかけてきた。
すると今度は肩車された女の子が、「わたしの名前は〜です」と、ドイツ語の先生も顔負けの、ものすごーくわかりやすいゆっくりとしたドイツ語で言った。
わっ、習ったばっかり! 知ってるよ、知ってる、と心の中で飛び跳ねながら、私も、すごくゆっくり自分の名前を名乗った。

たったこれだけのことなんだけど、うれしい。しみじみ、うれしい。
ドイツ人と、会話ができたなんて!
うれしくて、泣いてしまいそうになる。
酔っ払ってふわふわしていたのかもしれない。

まぁ、後から振り返ると、女の子が聞きたかったのは、私の名前ではなく、「犬の名前」だったんだけど。
ドイツ語だと、7月がJuli で、ユリと発音するから、こっちではユリで通している。もしくは、ファルコン。

とにかく、1日に1ミリずつでも、窓が開いていくようで、それが日々の喜びになる。
久々の学生生活は、大変だけど、とても充実している。
学校もすごくいい雰囲気だし、先生も素敵だし、クラスメイトもいい人たちだ。
ということで、金曜日は、魚の日に決定した。
一週間がんばった、自分へのご褒美だ。
次行く時は、おにぎりとお醤油を持って行こう。