ペンギンと暮らす

正しい週末の過ごし方

2017.05.01 Mon

今日はメーデーのため、ドイツでは祝日扱い。
ということで、今週末は3連休になった。

近所に住む友人から電話があったのは、金曜日の午後だった。
洗濯機が壊れてしまって脱水ができないので、洗濯機を借りに行ってもいい? とのこと。
もちろん、いいよーと即答した。
こういうこと、ベルリンでは日常茶飯事なんだけど、ふと振り返って、日本だったら、同じ状況になっても友人に洗濯機を借りようとは考えないなー、と思った。
まず始めに、なんとかして修理の人を呼ぶような気がする。
こういうのが普通にできるのが、ベルリンだ。
まさに村。
町が小さい分、ふらりと出かけたり、友人と会ったりできる。

彼女は、夕方、濡れたバスタオルなどを持って、自転車でやってきた。
うちの洗濯機もいつ同じ目にあうかわからないから、お互い様だ。
のんびりお茶しながら、脱水が終わるのを待つ。
なんとも、のどかだなぁ。

次の土曜日は、別の友人が息子ちゃんを連れて遊びに来るので、ゴハンを作る。
このアパートでお客さんをするのは初めてだ。
メニューは、マッシュルームのスープと、ホワイトアスパラガスの天ぷら、筍と豚の煮物、それに塩むすび。
マッシュルームのスープに、サラダの残りのルッコラを入れてみたのだけど、ちょうど日本のヨモギみたいな香りが出て、なかなかの味になった。

息子ちゃんは、スープにおにぎりを混ぜて食べて、ご満悦。
天ぷらは初めての試みでドキドキだったのだけど、なんとか成功した。
日本とドイツでは粉の分類の仕方が違い、こちらでは、日本でいうところの薄力粉とか中力粉とか強力粉というものが存在しない。
それに近いならこれかなぁ、という感じで、全く同じ粉は手に入らないのだ。
それで、最初にやってみてうまくできなかったら天ぷらは潔く中止にしようと思っていたのだけど、結局、買ったひと束をすべて天ぷらにして食べちゃった。

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いやぁ、本当に美味しかった。
ヨーロッパの人たちがホワイトアスパラガスを今か今かと楽しみに待っている気持ちが、すごくよくわかった。

そうそう、ホワイトアスパラガスを料理する際に大事なことがある。
グリーンアスパラガスと違って、外側の皮をむかなくちゃいけないのだ。
そしてその皮もまた、出汁が出るので料理に使える。
ある人は、その皮と一緒にホワイトアスパラガスを煮るといい、また別の人は皮の出汁でスープを作るという。

そんなわけで私も皮を無駄にせず、次の日の朝は、皮から出汁をとって、それで雑炊を作った。
これが、お見事というくらい、滋味深い。
最後に卵でとじただけなんだけど、結局、お茶碗三杯分、全部食べてしまった。
特に、胡椒と塩とオリーブオイルをかけた組み合わせが最高だった。

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この、余すことなく使うやり方、何かに似ているなぁ、と思いませんか?
そう、カニです、カニ。
カニも、身を取り出した後の殻から、出汁をとってそれをお味噌汁とかスープにしたりするじゃないですか。
あれですよ、あれ。
つまり、ホワイトアスパラガスとカニは、使い方がとても似ているのです。
この春は、せっせとホワイトアスパラガスを買ってきて、おいしい食べ方を研究しようと思っている。

そして午後は、洗濯機が壊れた友人と、お互いに犬を連れて森に行ってきた。
去年の夏、初めて行ったベルリンの森の中にある犬パラダイス。
森の中に湖があって、そこでは犬たちが自由に遊べる、夢のような場所があるのだ。
もう、ゆりねも他の犬にならって、ノーリードで放しちゃった。
最初はどっかに行ってしまわないか不安だったけど、大丈夫でホッとした。
犬と遊ぶのが大好きなので、ゆりねは大喜び。
ゆりゴンが炸裂し、思いっきりストレスを解消して帰ってきた。
すっかり、汚れた犬になったけど。

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でも、すごく幸せそう。
ゆりねが幸せなら、私も幸せ。
最高にいい日曜日の過ごし方だ。

そして今日は、連休の最終日。
外で激しいデモがあるかもしれないと言われていたので、家の中で静かに過ごす。
明日から、いよいよ私は語学学校に通う。
久しぶりの学生生活、どうなっちゃうんだろう?

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