ペンギンと暮らす

桃ロール

2019.09.17 Tue

日曜日によく行く近所の蚤の市で、ついに見つけた。
これの名前をなんて言うのか知らないけれど、以前から欲しいなぁ、と思っていた。
でも、カフェとかに置いてあるのだと大きすぎて場所を取るしなぁ。
小ぶりなのがあればいいなぁ、と。
そんなことを思っていたら、ついに出会ってしまった。
特に高級そうじゃない感じも気に入って、この子を、わが家のメンバーに招くことにした。

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店のおばさんが新聞紙一枚に包んで渡してくれたので、壊さないように抱っこして連れて帰った。

さっそく使ってみたくて、まずはマドレーヌを焼いてみる。

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うん、確かに便利だ。
蓋をひょいっと持ち上げれば、すぐに中のお菓子が取れる。

マドレーヌを焼いたら、お菓子作り脳が活性化して、今度はロールケーキを作ってみることにした。
秋になると、急に焼き菓子が恋しくなる。
以前に一度ロールケーキを作りかけたのだけど、生地を焼くちょうどいい天板がなくて断念していた。
夏に良さそうな天板が見つかっていたのだが、今度は暑くて、ちょっとオーブンを使う気にはなれなかった。
でも、もう秋なので焼き菓子作りも苦にならない。
わたしの性癖で、あるひとつのお菓子にはまると、そればっかりを何回も何回も作りたくなる。
どうやら、この秋はロールケーキに没頭しそうな予感がする。

1回目は、うまくいかなかった。
人のせいにするつもりはないけれど、生地をオーブンで焼いている時間を測ってくれるようペンギンに頼んだら、音が鳴らなくて時間を過ぎてしまい、生地の焼き上がりが硬くなってしまった。
それで、クリームを塗って巻いてみたものの、柔軟性がないせいで巻く途中で割れてしまい、ロールケーキというより三角どら焼き(クリーム味)みたいな仕上がりになってしまった。
ここでやめてはいけないと、再度挑戦した。
やっぱり大事な焼き時間は、自分で測るというのを肝に銘じて。

1回目は、すでにホイップ済みのしっかりと固いチーズに近いようなクリームを使い、2回目は生クリームを固めに自分で泡立てる。
そうそう、ドイツに限るのかヨーロッパの生クリームが全部そうなのかわからないけれど、こっちの生クリームは、ただ泡立てただけでは固くならず、ずっと液体のままで変化しない。
泡立ててそれをクリームにするためには、それ用の粉を入れる。
はじめ、それを知らなくて、がんばって泡立て器を動かしても一向に固まる様子がなくて、途方に暮れたことがあった。

今回、クリームには旬の桃を入れてみた。
そして、くるんと一回転させる。
クリームの量が多くて生地ののりしろ部分が足りなくなってしまったけど、まぁ、割れることはなく、見た目はかなりロールケーキになった。
生地にたっぷり入れたシナモンが、いいアクセントになっている。

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2回目にしては、まずまずの出来かもしれない。
まだ改善の余地は残されているけれど、自分でロールケーキが作れるようになったことは、素直に嬉しい。
お客さんを呼ぶ時や手土産に、これからロールケーキが活躍しそうだ。
桃が終わったら、栗。栗が終わったら、蜜柑。蜜柑が終わったら、苺。
何も入れないシンプルなロールケーキも捨てがたいけれど、中の果物で季節のリレーを楽しむのもいい。
旬のいい果物が思いつかなかったら、バナナもありだ。バナナだったら、一年中手に入るし。
趣向を凝らして、固めに炊いた黒豆なんか入れても面白いかもしれない。その時は、生地に抹茶を入れたりなんかして。

ここ数日、試食と称して、毎日、桃のロールケーキを食べている。

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