ペンギンと暮らす

ビャビャビャビャビャの森へ

2018.08.16 Thu

日曜日の蚤の市に出かけて、ひとりのおばあさんが売っている花束を見た瞬間、
そういえば、お盆だな。
しかも、父にとっては新盆だな、と気づき、花束を買ってきた。
おそらく、おばあさんのお庭に咲いたのを摘んで、ひとつひとつ、ブーケにしてまとめたのだろう。
こういうお花が一番好きだ。

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思い返すと、母も、こういうお花が一番好きだった。
人間相手にすると、すぐに感情的になっていささか面倒な性格だったけど、植物の声には熱心に耳をすましていた。
小学校の時、よく庭の草花を摘んで新聞紙に包み、教室に飾る花を持たせてくれたっけ。

仕事部屋のお祈りコーナーにおばあさんから買った花束を飾り、お盆を迎えた。
お花を見るたびに、美しいなぁ、とため息が溢れる。
両親は、そばに来てくれていたのかな?
特に、変わったことは起きなかったけど。

この夏の一番暑い日に、サウナに行ってきた。
そこは、日本の露天風呂を思わせるような、広いお庭のある開放的なサウナで、男女混合裸族サウナ。
プールもあって(もちろん裸)、気持ちよかった。
サウナ→プール→読書→昼寝→サウナ→プール→読書→昼寝→サウナ→プール→読書→昼寝、
これを何回か繰り返していたら、あっという間に陽が暮れたので、慌てて帰ってきた。
裸で読書、裸でワイン、裸で日光浴、裸でプール。あっちを見ても、こっちを見ても、裸、裸、裸、裸。
完全に、世界裸族デーだった。

思うに、ドイツ人というのは、男女による性差がないのだろう。
だから、逆にいうと、女性だから優遇されたりすることもなく、男女いっしょ。
ドイツだったら、電車内での痴漢とか、ありえないと聞いたこともある。
女性が強いから、そんなことをした日には、とんでもない逆襲が待っていると。
女性のお医者さん率も高いし、父親の子育ても、当然という風潮がある。
それからすると、日本はまだまだ男尊女卑の風潮があるなぁ、と昨今の日本の新聞を読んでいて、つくづくため息がでる。
それに、同性愛者に対する一部の政治家の認識も、ひどすぎる。
政治家からのあきれた暴言が多すぎて、あー、またかー、と慣れてしまう自分が怖い。
本当は怒らなくちゃいけないのに、こう暑くては、怒る気にもなれないだろうし。

それにしても、生産性云々の発言には、驚いた。
そういうあきれた発言を見聞きするたび、なぜこの人が政治家になれたのだろう? と不思議に思う。
国を代表する政治家のああいう発言を聞いて、自分は同性愛者かもしれない、と悩んでいる子どもたちは、どう感じると思っているのか。

しかも、子どもを産むことを生産性とするなら、子どもを産んでいない私も、生産性がないということになる。
人の生き方にいちいち口出ししないでほしい。
すべての人に、すべての命に、役割がある。

私は、明日からポーランドへ。
友人と行くので、ペンギンはお留守番。
目指すは、ベラルーシとの国境にある、ビャビャビャビャビャの森。
本当は正式な名前があるのだけど、難しくて覚えられない。

明日はまず、陸路でワルシャワへ。
ベルリンからポーランドの国境まではすぐだから、もっと簡単に行けるかと思ったら、乗り換えなしの一番早い列車でも、6時間くらいかかる。
そして、明後日は、ワルシャワからバスに乗り、更に4時間半。
森のそばのホテルに2日間滞在し、また同じコースで戻ってワルシャワに一泊し、ベルリンに戻る計画だ。
戻ってくる頃には、さすがに夏も終わって、秋の風が吹いているだろうな。
今年は夏が長くて、光貯金がたくさんできた。

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これは、小さくなった石けん。
いつも、使い切る前で止めて、小さいのを旅行やサウナ、プールに持って行っている。

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